https://svr-sk818-web.cl.cam.ac.uk/keshav/wiki/index.php/HTRAP
Waterloo大学のCSの教員の書いた論文の読み方について。 論文は三段階に分けて読むと良いらしい。
概要
3-pass approach
最初はまずIntroとAbst、Titleをしっかり読み、途中はSectionのTitleだけ目を通しつつスッと読む。そしてConclusionを読んで、 その論文の立ち位置と重要性を掴む。そしてそれ以上読むかどうかを決める。 これは逆に言うと論文のReviwerは大体この段階でrejectを決める訳で、Title、Abst、Intro、Conclusion、そしてSectionのTitleの繋がりがしっかりしていないと 全然査読通んないよとのこと。 5-10分程度が目安。
二回目はより注意して読む。証明の正誤まではみないが、疑問点やわからない点をメモしておく。 特に図はよく注意してみると良いらしい。 今後のために自分の知らない自分の知らないreferenceをマークしておく。 1時間程度が目安らしい。
三回目は完全に理解するために読む。 仮想的に再実装する気持ちで読めとのこと。一文一文しっかり理解し、自分ならどうするか、Future workをするとしたらどうするかを考えておく。
知らない分野を学ぶには
まずGoogle ScholarかCiteSeerで引用数上位の3-5本の論文を読む。先に紹介した一段階目の手法で雰囲気を掴み、サーベイ論文を探す。 サーベイ論文がない場合は共通の引用論文から重要な論文や研究者を探す。
感想
そりゃそうやねと思った。あとはここには直接は書いてないけど図表のcaptionはかなり重要らしい。 図は結構しっかり見られる一方、本文はあまり読まれないので過剰なぐらいしっかり書くべきとのこと。 実際にFASTとかに通った論文見るとバカみたいに長いcaptionがついてたりする。